《口屋太鼓台かき夫登録に関する誓約》
私は、
・平和運行を厳守し、他の太鼓台等への挑発や加害行為は絶対に行いません。
・太鼓台運行に関して、スタッフの指示に従います。
・借用した法被は又貸しせず、責任をもって返却します。
その他、右の口屋太鼓台の活動理念に賛同し、かき夫登録を申し込みます。
なお、上記誓約内容に違反するなど、迷惑行為があった場合、かき夫登録取り消しについて、
異議を申し立てません。
口屋太鼓台ポリシー
元禄4年(1691)の別子銅山開坑を機に、瀬戸内の一漁村から、四国有数の工業 都市への道を歩み始めた新居浜のまち。粗銅を大阪へ送り、また、銅山で働く人々 の食料や生活物資を搬入する重要な物流中継地として、大きな役割を果たしたのが 「口屋」(浜宿)でした。
平成18年(2006)に、
市内50番目の太鼓台として
誕生した「口屋太鼓台」 は、
天幕のデザインは“愛媛県章”
繊細で緻密な立体刺繍の飾り幕は、
京都の(有)日本日繍によるもので、
“歓喜坑の鉱夫”
“精錬の鉱夫”
“口屋あかがねの松と鷹”
“口屋松をみる七福神”
“一宮さんの氏子の鵺退治” など
新居浜独自のモチーフを
多く用いるとともに、
欄間に施された
“青龍・白虎・朱雀・玄武”の
透かし彫りは、金沢の北川彫刻の作品で、
かき棒の下の台場では“阿吽の力神”が
太鼓台を支えるという、日本の伝統工芸の
粋を集めたつくりとなっています。
これまで、新居浜太鼓祭りに参加するほか、太鼓台の魅力を全国に広く発信するため、
市内外の観光イベントに積極的に参加し、また、新居浜高専と連携した「新居浜太鼓台を東北へ!プロジェクト~気仙沼みなと祭りで若者交流~」等の事業を、多くの方の御協力のもとに企画・実施してきました。
これらの活動を組織的に継続し、観光推進をはじめとする地域の活性化にさらに 役立てるため、口屋太鼓台は、昨年、NPO法人さしあげプロジェクトに譲渡され ました。NPO法人さしあげプロジェクトは、重さ3トンもある太鼓台が、指揮者と かき夫と観客の気持ちが一体となってはじめて頭上高くさしあげられるように、さ まざまな立場の方と力を合わせて新居浜のまちを盛り上げ、感動を多くの人とわか ちあいたいと活動している市民団体で、太鼓台をはじめとする各種地域資源を活か した新居浜の魅力発信や、高齢者の居場所づくり、若者のまちづくり活動支援、商 店街の活性化などに、日々取り組んでいます。
今後、口屋太鼓台については、あかがねの歴史に由来するその名に恥じぬよう、 鉢合わせや挑発行為を絶対に行わず、『平和運行』を信条とし、次世代への伝統文 化の伝承や、太鼓台を所有しない地区や観光客の方々のかき夫体験、また祭りをツー ルとした他地域との交流事業等、新居浜の活性化を図る活動に、幅広く柔軟に活用 してまいります。
特定非営利活動法人さしあげプロジェクト定款(抜粋)
第1章 総則
(名称)
第1条 この法人は、特定非営利活動法人さしあげプロジェクトという。
(事務所)
第2条 この法人は、主たる事務所を愛媛県新居浜市に置く。
第2章 目的及び事業
(目的)
第3条 この法人は、市民・企業・行政等多様な地域の主体と連携し、さまざまな地域資源の新たな活用方法の検討とそのモデル実施に取り組み、まちの知名度の向上と、郷土に対する誇りの醸成を図ることを通じて、地域の活性化に寄与することを目的とする。
(特定非営利活動の種類)
第4条 この法人は、第3条の目的を達成するため、次に掲げる種類の特定非営利活動を行う。
(1) まちづくりの推進を図る活動
(2) 観光の振興を図る活動
(3) 経済活動の活性化を図る活動
(4) 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
(5) 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動
(事業)
第5条 この法人は、第3条の目的を達成するため、次の特定非営利活動に係る事業を行う。
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地域資源(モノ・人)発見・育成事業
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地域資源活用事業
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地域資源の魅力発信事業
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その他、この法人の目的達成のために必要な事業
*法人設立認証:平成27年6月17日